日本人こそ身近な「気」の話②〜体内を流れる気〜
東洋医学では「気血水」で心身の健康を支える3つの要素です。
気:全身をめぐり身体を温め、原動力となるエネルギー。精神活動も司る
気が不足すると倦怠感、無気力。気が滞るとイライラ、腹部の張り。
気が逆流するとのぼせ、不眠
血:血液・栄養・滋養。血管の中を通り、全身に酸素や栄養を運び潤いを与える
血が不足すると皮膚の乾燥、立ちくらみ、貧血。
滞ると血行不良、冷え、生理痛、慢性的な頭痛などが起こります
水:体液・潤い・免疫。
血液以外の体液(リンパ液、消化液、関節液など)であり体内を潤し不要な水分を排泄する。
水が不足すると乾燥、のぼせ。滞るとむくみ、痰、めまい、身体が重い
気を調整するには気血水のどれに働きかけても作用します。
最も簡単で身近な気の調整は「水を飲む」「腹式呼吸をする」「運動をする」です。
いずれも身体や精神の緊張を緩和することに役立ちます。
ただ、流れが悪くなり過ぎてるとこれだけでスッキリするかというと
そんなに単純でなく、きちんとしたケアが必要になります。
身体が休まっていない人は、しっかり休めたり睡眠を確保したり
日々ストレスを感じている人は、
自分が心から楽しめる事に没頭するようにします。
中医学の「腎」は先天の精と後天の精という2つのエネルギーがあるとされ
先天の精は命の源となる大事なエネルギーが貯蔵されている器官で
無駄遣いしないことが長生きのためには重要となります。
腎が衰えると骨や歯が弱くなる、耳が遠くなる、耳鳴り、精力減退、
白髪、薄毛、髪の毛が細くなる。
先天の精は増えることはなく、年齢とともに減っていきます。
例えば、睡眠時間を削って仕事をしたり、マラソンを長期間続けたりすると
このエネルギーが無くなるのを早めてしまいます。
後天の精は日常的に使われるエネルギーで身体を休めれば回復します。
気血水は西洋医学で言えば自律神経系とも関連があります。
次回は気と感情の関係性についてお話します。